SNS「テレグラム」上のラーダの公式アカウントは、クラフチュク副委員長の言葉を次のように伝えている。
「ウクライナでは図書館の非ロシア化が進んでいる。2022年11月時点で1900万冊が公共図書館から取り消された。そのうち1100万冊はロシア語の書籍だった」
クラフチュク副委員長によると、排除の対象となったものには、ソ連時代に出版されたウクライナ語の書籍もあった。ロシア軍のウクライナにおける特殊軍事作戦を支持している著者の作品も排除するよう推奨されている。また、クラフチュク副委員長はウクライナの公共図書館の蔵書の44パーセントがロシア語であることを「とても悲しい」と指摘し、ウクライナ語の文学、書籍の割合を増やす必要があるとの考えを示している。
ウクライナの首都キエフ(キーウ)では昨年7月、市議会で公共の場でロシア語を禁止する法案が提出された。この案では書籍のほか、演劇やコンサートなどすべての文化活動からロシア語を排除することを目指していた。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナ政権が攻撃的な非ロシア化を長年にわたり続け、ロシア語系住民に強制的な同化を求めてきたと指摘していた。
これまでにスプートニクは、キエフの学校に貼られたチェブラーシカのポスターについて報じた。そこには「チェブラーシカは占領者」と書かれている。
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