ゼレンスキー大統領はウクライナの民主主義を破壊した=米コラムニスト

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、民主主義を目指すと発言しながら、汚職と増大し続ける権力への渇望を隠蔽している。米国の軍事メディア「19FortyFive」のコラムニストであるテッド・ガレン・カーペンター氏が、このような考えを示している。
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カーペンター氏は、「米国の対ウクライナ政策を支持する者は、ウクライナの政治指導者を民主主義の崇高な擁護者であり、米国の軍事援助をこれまで以上に受けるに値する人物であると描くことがしばしばある」と指摘した上で、しかし、そのような「偶像崇拝は、ゼレンスキー大統領がこの国の市民的自由と民主主義の規範をあからさまに侵害している証拠を覆い隠している」と述べている。
カーペンター氏は、ゼレンスキー大統領がロシアの特別軍事作戦開始後に急に11の野党を非合法化し、戒厳令でこれを正当化したと指摘している。また、ゼレンスキー氏は当時、国営テレビ局を1つのプラットフォームに統合する大統領令を発布した。さらにゼレンスキー氏は、ウクライナにあるロシア正教会を禁止し、その最高位の聖職者に厳しい制裁を課した。
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カーペンター氏は、ゼレンスキー大統領とその側近は、内部だけでなく外部の敵対者に対しても寛容ではなく、公然と彼らの安全や命さえも脅かしていると強調している。2022年夏、ウクライナ政府の偽情報対策センターは、批判者のブラックリストを公表したが、これには著名な米国人が多く含まれている。その後の秋にはこのリストの脅威的な性質が明らかになり、そこに記載された個人は「偽情報テロリスト」、「戦争犯罪人」と呼ばれるようになったという。
したがってカーペンター氏は、ゼレンスキー大統領が民主主義と自由の擁護者であるという描写は不当であるとみている。しかし、欧米諸国はゼレンスキー大統領の不穏な思想や行動傾向に目をつぶり続けている。
スプートニクは以前、米国国債開発庁(USAID)が2022年にウクライナに拠出した金額と、同国でどのように汚職がすすんだのかについて報じている。
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