ロシア投降兵処遇への懸念、ウクライナに伝える=国連

国連人権高等弁務官事務所はウクライナのアレクセイ・レズニコフ国防相に対し、ロシアの投降兵の処遇について懸念を表明した。10日、同事務所のマルタ・ウルタド報道官が明らかにした。
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ウルタド報道官は次のように述べている。

「我々はウクライナ国防省に対し、ウクライナ軍によるとみられる捕虜殺害を含む、ロシア投降兵に対する処遇をめぐり懸念を表明した」

ウルタド報道官は国連による人権監視任務は、ウクライナでのあらゆる国際人道法違反を文書化し、報告していると加えた。
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また、昨年11月にSNS上に拡散した、ウクライナ兵がロシアの投降兵10人以上を殺害する様子をとらえたとする映像については次のように述べている。

「我々も映像については知っているし、それは本当のものだとみなしている」

ウルタド報道官は、SNS上に現れた別のビデオについても把握しているとし、この殺害事件の追加映像が含まれているとしている。そのなかではロシア兵が投降を拒否したなどとウクライナ兵が主張し、殺害を正当化しようとしているという。ウルタド報道官は「こうした説明は国際人道法に基づいて正当化されるものではない」と指摘した。
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