ラシツケネ選手は、「いずれにせよ、大会への準備をし、出場しなければならない。3月末には私たちロシア人選手の運命が決まり、最終的に国際大会への参加が認められないか、アジアでの競技大会には出場できるのかがはっきりする。当然トレーニングの内容は変わるが、わたしにとって大切なのはオフシーズン明けの体力の回復だ」と語った。
またラシツケネ選手は、「国際大会をめぐる状況により、かなり緊張した精神状態になっている。国籍に関わらず、世界最強の選手の1人として、優れた選手が出場する国際舞台で戦いたい」と述べ、「現在起こっていることは、精神的な打撃となっているが、なんとかそれに耐え、トレーニングに打ち込んでいる」と語った。ラシツケネ選手は、トレーニングすることに意味を感じているとし、「精神的にも肉体的にも解放されたい。なんとか頑張らなければ」と付け加えた。
IOCは1月25日、ロシアとベラルーシのスポーツ選手を中立選手として国際競技に復帰させることを支持した。ただし、ウクライナにおける特別軍事作戦を積極的に支持するアスリートについては参加を認めないとしている。これに対しウクライナのミハイル・ポドリャク大統領府長官顧問はIOCを非難、ロシア側に買収され、そのプロパガンダを広めていると発言した。これについて IOC は誹謗中傷に他ならないと反発している。
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