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フィンランドで開発 受粉用タンポポロボット

フィンランドの研究チームは、植物の受粉に役立つ可能性のあるタンポポロボットを開発した。研究内容は学術誌「Advanced Science」で発表された。
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フィンランドのタンペレ大学の専門家によると、世界の果実の約4.7%、野菜の3.2%は不十分な受粉が原因で枯死する。問題解決の一環として、専門家は自律的に空中に留まり、植物に受粉できる小型ロボットを開発した。
エンジニアらはタンポポの種にインスピレーションを得た。受粉材料を集め、長距離の運搬が可能なロボットの組立てに成功。約1.2ミリグラムという軽量により、ロボットは空中に上昇することができる。ロボットは無線でコマンドを受信し、ソーラーパネルで電力の供給を受ける。「タンポポ」はハチの巣構造をもち、形状を変えることで風の強さに適応することができる。
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研究チームによると、ロボットはすでに特定作物の受粉に適用可能だという。チームは今後、GPSセンサーを装備し、飛行中のロボットをより正確に調整できるよう目指す。
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