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火星探査に向けてアザラシ型ロボットのテスト 宇宙飛行士のストレスケアが目的

© AFP 2023 / Kazuhiro Nogiアザラシ型ロボット
アザラシ型ロボット - Sputnik 日本, 1920, 21.01.2023
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米航空宇宙局(NASA)は、日本の技術者が開発した赤ちゃんアザラシ型の治療用ロボット「パロ」が、長期間に及ぶ火星探査における宇宙飛行士のストレス解消に役立つかどうかを検証している。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」が伝えている。
パロ」は、人工知能(AI)が搭載されているロボット。パロにはデュアル32ビットプロセッサー、3つのマイク、12個の触覚センサー、モーターと動きを変換する装置「アクチュエーター」のネットワークが備わっているため、リアルな感じで手足や体を無音で動かすことができるという。パロの開発者と宇宙飛行士の候補生は、火星探査の前に、このロボットの性能を確認するテストを行った。
2022年11月、米国の火星砂漠研究ステーションで火星探査を模擬した実験が2週間行われた。この実験で宇宙飛行士の候補生は、応急処置の訓練や食料を用意することや、パロの機能テストなどを行った。実験の第1週目は宇宙飛行士の半数が、2週目は残りの宇宙飛行士がパロと触れあったという。
この実験で専門家らは、宇宙飛行士がパロと対話する様子を観察した。今後、この結果を対照群と比較し、パロがストレスレベルに及ぼす影響を調査する予定。このロボットは現在、高齢者や自閉症の子どもたち向けの医療ケア用ロボットとして活躍している。
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人工知能を搭載したロボットに課されたミッションは、実に様々なものがある。スプートニクは以前、米サンフランシスコ市当局は、地元警察の犯罪対策として殺人を実行できるロボットの使用許可の要請を承諾したというニュースについて報じた。
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