ラブロフ外相は「ロシアと世界」というトピックに特化した情報公開・啓蒙活動「重要なことにまつわる話」のインタビューでこのように述べた。
「西側の政治家の卑劣さはよく知られている。今、ロシアに対するウクライナの『扇動』やウクライナを通じて西側全体が対ロシア戦争を仕掛けることにより実行されている企ては、ドイツとロシアの間の新たな接近を阻止することを少なからず前提としている」
ラブロフ外相によれば、ユーラシア大陸の歴史的転換がロシアとドイツを同盟国にするやいなや、全てが上手くいき、その影響力は急激に増大した。
「第一次世界大戦の開戦前も、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間も、ロシアとドイツの接近を好ましく思わない人は多かった」とラブロフ外相は指摘。「西側諸国は1938年〜1939年にかけてドイツと独ソ不可侵条約に署名し、ソ連との戦争にドイツを公然と備えさせた。そして、1939年に我々がこの条約を締結させられたときには、これが第二次世界大戦の原因だと言われたのだ」と語った。
ラブロフ外相は、「ノルドストリーム1」および「ノルドストリーム2」が爆破されたのは、エネルギー同盟を含む、まさにロシアとドイツの同盟強化を阻止するためだったとの見解を示した。
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