以前、日本の防衛省は陸上自衛隊に「高速滑空弾」を運用する部隊を新設し、2026年度をめどに九州と北海道への配備を検討しているとの報道がなされた。
ルデンコ氏は、日本の長距離極超音速ミサイルの配備計画についてロシアはどう評価するかという質問に対し、このように答えた。
「確かに最近、日本は軍事力を急激に先鋭化させ、米国などとの大規模演習をはじめ、ロシア国境付近での危険な活動を強化し、新型ミサイルや通常兵器の実験も行っている。この点で、我々は外交ルートを通じて日本側に繰り返し強い抗議を行ってきた」
また、ルデンコ氏は「日本の軍備増強の動向を引き続き注視し、極東地域の安全に対する潜在的な脅威が生じた場合には、ロシアの防衛ドクトリンに基づいて直ちに報復措置を講じる」と述べた。
以前、毎日新聞は、日本政府は島しょ防衛のために開発中の地上発射型ミサイルに関して段階的な配備を検討していると報じた。北海道に配備するミサイルの射程は3000キロ程度で、国産ミサイルが完成した後の2030年代半ばまでの実現を目指す。
また、産経新聞が報じたところによると、米政府は、日本列島を含む第1列島線(九州・沖縄から台湾・フィリピン・インドネシアの諸島群などを結ぶ中国の海域における軍事的防衛ライン)に配備を計画している中距離ミサイルについて、日本への配備を打診していることが判明した。
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