ロシアに勝利できると考えるのは自殺行為、ウクライナのNATO非加盟を保証すべき=ピューリッツァー賞受賞記者

米国がロシアの天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」を爆破したという暴露記事を発表した米国の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏(ピューリッツァー賞受賞)はウクライナがロシアとの紛争に勝利できると考えることは米国にとって自殺行為であると指摘した。
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ハーシュ氏はニュースサイト「Consortium News」の取材に応じた中で次のように答えた

「この戦争に勝てる、ウクライナはこの戦争に勝てると考えることは自殺行為でした。あの国には多くの汚職がありました。これはとてもとても悪い判断でした。世界に圧力をかける必要があったのです……合意にたどり着く必要がありました。ウクライナのNATO加盟に関心はないことをすぐさまロシア政府に保証しなかったことは馬鹿げたことでした。NATOはいずれにせよ汚職まみれのこの国を迎えれなかったでしょう。実に多くの過ちがありました……どれほどこの指導部が馬鹿げているかは想像もつかない。実に馬鹿げている。だから彼らは戦争にしがみついている」

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ハーシュ氏によると、ジョー・バイデン大統領は「汚職まみれの政府を利用して戦争に勝利」することをNATO加盟国に呼び掛けているという。

「ゼレンスキーも我々もこの事をパナマ文書から知っています。バンデーラのステータスについて言えば、彼はナチスの大変な支持者でした。そして彼は世界大戦後、狂ったようにユダヤ人を虐殺しました」

また、ロシアがウクライナとの軍事衝突に突入した点については正当な理由があったと指摘している。

「それは分けもなく始まったのではない。NATOの拡大、ウクライナがNATOに入るかもしれないという考え、これが懸念を呼び起こしていました。我々は中国との国境にミサイルを設置し、それを防衛用と呼んでいますが、それはモスクワを7分から8分以内に破壊できるミサイルに作り変えることが可能です。したがって我々は実に多くの攻撃を仕掛けていることになるのです」

その上で、米国こそ世界で最も狂暴な国家であると評価した。
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ロシア原油の欧州供給用パイプライン「ノルド・ストリーム」の爆破の原因について、米国の調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏は、2022年夏のNATO軍事演習「バルトップス」に参加した複数の米国人ダイバーらが「ノルド・ストリーム」の下部に爆破装置を設置し、それを3か月後にノルウェーが作動させたために起きたとするすっぱ抜き記事を表した。
米国が「ノルド・ストリーム」を爆破した原因についてハーシュ氏は、ドイツは同パイプラインの開通でロシア産ガスを得て、エネルギー供給を安定化させた場合、ウクライナへの支援調達をしたがらなくなるとホワイトハウスが懸念したためだと指摘している。
ハーシュ氏はベトナム戦争のスクープ記事を執筆し、ピューリッツァー賞を受賞した良識ある米国人ジャーナリスト。1969年、独自の調査により米軍中尉によるソンミ村虐殺事件を暴いたことが評価され、1970年に同賞を受賞している。
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