西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ウクライナがクラスター爆弾供給を要求 NATO事務総長は拒否

NATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長は、ドイツで開催中のミュンヘン安全保障会議において、ウクライナからのクラスター爆弾供給についての要求を退けた。独テレビ局「RTL」が報じた。
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ストルテンベルグ氏は、次のように表明した

「NATOはこの種の兵器を推奨しておらず、供給もしていない。我々は大砲やその他の種類の兵器を供給しているが、クラスター爆弾は供給しない」

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これよりも前、ウクライナのクブラコフ・インフラ担当相は、ミュンヘン安全保障会議の傍ら、多くの国で禁止されているクラスター爆弾をウクライナに供給するよう求めた。同氏によると、米国やその同盟国はクラスター爆弾のような兵器を「数百万発分」、十分に保有しているという。
一方、ウクライナのクレバ外相は記者団に対し、ウクライナはクラスター弾および白リン弾に関する条約の締約国ではないと説明した。したがって、法的な観点からすれば、今回の供給を妨げるものは何もないとした。
スプートニク通信は1月、トルコが2022年11月以降、米国が冷戦時代に開発した米国製クラスター爆弾をウクライナに供給し始めたと報じた
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