中国外相、「今日はウクライナ、明日は台湾」の論調をやめるよう呼びかけ

中国の秦剛外相は21日、中国はすべての関係国に対し、ウクライナ紛争という炎に油を注ぎ、中国に罪をなすりつけ、「今日はウクライナ、明日は台湾」という調子で話を膨らませることはやめるよう呼びかけると表明した。
この記事をSputnikで読む
秦外相は、中国の国際安全保障構想の概要を記した文書の発表に際して、「我々は引き続き和解と交渉の実施を促し、ウクライナ危機の政治的解決に向けて中国の知見を共有し、対話と協議の促進に向け、そしてすべての当事者の懸念に対処し、共通の安全を獲得すべく、国際社会と協力していく」と述べた。
NATOは台湾をめぐる戦争の脅威を懸念 アジア太平洋地域への道を開くとの見方も
しかしながら、中国は「関係国が直ちに火に油を注ぐことをやめ、中国に罪や責任をなすりつけることをやめ、『今日、明日は台湾』といったばか騒ぎをやめる」よう呼びかけると秦外相は指摘した。
先に、中国前外相で現在は外交部門トップを務める王毅共産党政治局員は、フランスのマクロン大統領と会談し、中国はウクライナ問題を政治的に解決し、戦闘行為を速やかに停止させるため、国際社会と協力する用意があると表明した。
関連ニュース
米国はウクライナ危機の教訓を考慮して台湾に関する計画を立てている=米国防総省
【視点】危険な発言:ウクライナ紛争を激化させ、アジアで新たな紛争をしかける米国
コメント