中国外務省は24日、ウクライナ危機の政治的解決に向けた独自の立場を表明した。文書は12項目あり、第1項では「あらゆる国の主権、独立、領土保全は効果的に保証される必要がある」と記されている。
また、中国外務省は冷戦思考を拒否し、一方の国の安全保障が他方の国の安全保障を犠牲にする形で実現してはならないとしたほか、地域的安全保障が軍事的ブロックの強化あるいは拡大によって保証されてはならないとした。加えて、あらゆる国の安全保障上の正当な利益、及び懸念を真摯に受け止め、しかるべく考慮する必要があるとも記されている。
そのほか、中国は世界経済の政治化、及びそれを武器として使用することにも反対するとした。その上でロシアとウクライナの政府間交渉を速やかに再開させる必要性を主張した。
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