これより前、日本は北朝鮮が2月18日、20日にミサイル発射を行ったことを受け、国連安保理に緊急会合の召集を要請。会議は20日(日本時間21日未明)に行われた。
ウォン課長は次のような声明を発表した。
「朝鮮半島とその周辺での軍事的緊張をエスカレートさせる悪循環を断ち切る唯一の方法は明確で有効な措置を取ることだ。これには、米国が戦略兵器の韓国への配備という公約を取り下げることと、北朝鮮を標的としたあらゆる合同軍事演習の中止が含まれる。
我々が幾度も抗議と警告を行ったにもかかわらず、米国は北朝鮮に対する敵対的で挑発的な行為を継続しており、これは北朝鮮に対する宣戦布告と受け止められかねないことをはっきり認識すべきだ」
ウォン課長は、国連安保理が「主権国家の合法的な自衛権」を討議するという事実自体、北朝鮮は言語道断ととらえており、会議の召集に断固として反対し、これを非難した。また、米国と韓国が米国防総省で拡大抑止の机上演習という、事実上、北朝鮮に対する「核戦争のリハーサル」を行い、米国の原子力潜水艦基地への訪問し、朝鮮半島での演習で戦略兵器を使用している従事させていると指摘した。ウォン課長はこれは「許しがたい挑戦」であり、米国は北朝鮮の立場を無視し、一方的に自分たちの軍事同盟を強化することで北朝鮮の自衛権を否定していると非難している。
北朝鮮は23日にも戦略巡航ミサイル4発を日本海に向けて発射する実験を行っている。一方、韓国の聯合ニュースは、来月に行われる米韓軍事演習で米国の原子力空母が参加する可能性があると、関係者の話として伝えている。韓国国防省は空母の参加の有無について明言していない。
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