米国はロシアと戦うためにウクライナを新たなアフガンにしようとしている=米誌コラムニスト

アメリカン・コンサバティブ誌のコラムニスト、ピーター・ヴァン・ビューレン氏は、米国はウクライナ紛争に介入してウクライナを「新たなアフガニスタン」にしようとしているとの考えを示している。また同氏によると、米当局はウクライナ紛争から外交政策的な影響力を最大限「絞り取ろう」としているという。
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ビューレン氏は「ワシントンは、欧米はウクライナ人の命という形での『安い代償』と一握りの米ドルで米国人が1人も死ぬことなく米国に対するプーチンの戦略的脅威に終止符を打つことができると考えている」と指摘している。
一方、同氏によると、アフガニスタンでもそうであったように、ウクライナに兵器をどんどん供与するという政策は、米国そのものとその同盟国に悪影響を与えるだけでなく、闇市場への米国製兵器の大量流入を引き起こす。なお、米露関係のさらなる悪化は言うまでもない。ビューレン氏は、ウクライナ紛争も米国の負けで終わると考えている。米国はアフガニスタンで腐敗を撲滅できなかったように、ウクライナ当局の腐敗も食い止めることができなかった。
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ビューレン氏はまた、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国ではないのに米当局はNATOの能力を維持および拡大するためにウクライナをNATOの活動範囲であるかのように見せるために出来る限りのことをしたと指摘している。加えて、米国は自分の利益だけを追求してウクライナ紛争を煽っているとまで述べている。
米国はドイツを自国の影響下に置いておくために、ドイツにとって非常に重要な民間インフラであるガスパイプライ「ノルドストリーム」を秘密裏に攻撃した。これはドイツ経済に長期的な悪影響を与える。ビューレン氏は、したがって米国は世界権力の唯一の中心であり続けるために、ロシアだけでなく自国の同盟国をも骨抜きにするつもりだと強調している。
スプートニク通信は先に、欧州連合(EU)はウクライナに給与する重火器を購入するために、もともとはフランス農業支援とポーランドの高速道路建設に用いられるはずだった欧州平和ファシリティ(European Peace Facility;EPF)の資金を使うことになったと報じた。
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