穀物合意 現状と今後の展開

ロシアは公正な合意なら「穀物合意」の義務遂行する=露外務省報道官

露外務省のマリヤ・ザハロワ公式報道官は「穀物合意」について、ロシアは合意内容が公正なものであれば、その義務を遂行する用意があると述べた。
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「穀物合意」は3月18日に期限を迎える。これより前、ロシア外務省は、欧米諸国は「パッケージ」のロシア側の義務遂行を妨害し、国連のアントニオ・グテーレス事務総長の人道的な提案を「葬り去ろうと」していると批判した。
ロシア外務省は、ウクライナ産の大量の穀物は貧困国ではなくEU(欧州連合)諸国に不当廉売されているとし、今こそ穀物合意というカードを弄ぶのをやめるべきときだと述べた。
ザハロワ報道官は、ロシアのテレビ局「チャンネル1」に出演したなかで、「我々は合意の条件を遂行してきたし、今後も遂行する用意がある。欧米企業が不当な利益を得ようとし、そのためにごまかそうとしていることについて言えば、これはブリンケン米国務長官の度重なる欺瞞の一つだ」と述べた。またザハロワ報道官は、この合意は、当事者の片方ではなく、双方が義務を負うものであるとし、「もし合意が公正なものであれば、我々はいつでも自分たちの義務を遂行する」と強調した。
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穀物合意は2022年7月22日に、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連の間で結ばれたもので、ウクライナの穀物、食糧、肥料をオデッサを含む3つの港から黒海を通過して輸出することを見込んだものである。合意は2022年11月18日に期限を迎えたが、双方からの異論がなければ3月18日まで120日間は自動更新されることになっていた。ロシア外務省は、いずれの側からも異論はなかったとしつつ、ロシア側もウクライナ産の穀物の輸出について、期限や内容に変更を加えることなく、合意を延長することに同意するとした。
穀物合意は、ロシアの食糧および肥料の輸出の解禁を盛り込んだパッケージの一部を成すものであるが、露政府はまさにそれが遂行されていないと指摘した。一方、国連側は制限は解除されたと明言していた。
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