西側諸国によるウクライナへの兵器供与

「レオパルト2」の追加供与、現時点で具体的なプランなし=独国防省

ドイツがウクライナへの供与を決めた主力戦車「レオパルト2」について、独国防省は7日、現時点ではウクライナ兵の訓練を行っており、その後の追加供与などについての具体的なプランは定まっていないと明らかにした。
この記事をSputnikで読む
独国防省のアルネ・コラツ報道官はブリーフィングで、戦車「レオパルト2A6」などを含む追加の戦車供与の可能性について問われると、次のように答えている。

「戦車供与のイニシアチブについては、現在ウクライナ人の訓練がドイツ国内で行われている。それが終わったあとに供与されるということだ。それ以外に現時点では具体的なプランはない」

西側諸国によるウクライナへの兵器供与
英戦車「チャレンジャー2」の欠点 ウクライナ軍にとっての有用性に疑問=米軍事誌
これまでにドイツの軍需企業「ラインメタル」のアルミン・パッペルガーCEOはウクライナの勝利のためには600~800の戦車が必要で、ドイツ軍の持つ主力戦車「レオパルト2」の全備蓄300両を全て供与しても「少なすぎる」と主張していた。一方ドイツ政府がこれまでに供与を表明しているのは、わずか18両のみである。
一方でポーランドのマリウシュ・ブラシャク国防相は同日、今週中にも「レオパルト2」10両をウクライナに引き渡すと明らかにした。ポーランドは2月末、他の西側諸国に先駆け、供与を予定していた14両のうち最初の4両を届けていた。
関連ニュース
チェコ、スイスに「レオパルト2」戦車の売却を要請=メディア
独軍需企業、ウクライナに戦車製造工場の建設計画 年産最大400両
コメント