これまで最大規模の抗議活動は1月31日に実施されたもので、その際は127万2000人の参加と発表されていた。
今回の発表によると、首都パリでは8万2000人が抗議に参加した。警察は128万人と発表しているものの、フランス労働総同盟(CGT)によると、全土で350万人が抗議活動に参加し、首都パリだけで70万人が参加したという。
パリでは抗議活動の参加者と警察の間でトラブルになり、43人が拘束された。
フランス・マクロン政権のエリザベット・ボルヌ首相は1月10日、年金支給開始年齢を現行の62歳から64歳に2030年までに段階的に引き上げる改革案を発表。これを受け、19日には1回目の全国の労働組合が参加した国民ストライキが行われ、パリ、マルセイユ、リヨン、トゥールーゼなど全国各地でデモが行われた。仏内務省発表ではデモには100万人以上が参加し、38人の拘束者も出た。デモは31日にも行われ、CGTの発表によると、全土では280万人が参加、首都パリでは8万7000人が参加。
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