FIFAはスイスで数百億盗んだ=サッカー・ナポリ会長

イタリアの実業家でサッカーチーム「SSCナポリ」の会長を務めるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏は、国際サッカー連盟(FIFA)がスイスで「数百億」の大金を盗んだと主張した。伊紙「Corriere dello Sport」が伝えている。
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デ・ラウレンティス氏はFIFAの汚職について描いた映画に言及し、次のように述べている。

「皆さんはFIFAが近年何をしてきたか映画で見たか?奴らは欧州のいかなる裁判権も及ばないスイスで数百億もの大金を盗んだ。スイスでは誰も彼らを統制してないのだ」

これまでに、スイス南部・ベッリンツォーナ市の裁判所は昨年7月、金銭の不正授受などをめぐる詐欺事件で、FIFAのゼップ・ブラッター前会長と欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ前会長に無罪判決を下した。2人は詐欺、不正管理、背任、有価証券偽造などの罪に問われていた。
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ブラッター氏はスイス出身で、2008年にFIFA会長に就任した。在任中には汚職疑惑がつきまとい、2015年にはFIFA倫理委員会によって解任され、8年間のサッカー関連の活動禁止処分となった。その後6年に短縮されたものの、2021年には追加で6年8カ月の処分を受けた。
ミシェル・プラティニ氏はフランス出身で、2007~2015年までUEFA会長を務めた。だが、ブラッター氏と同様にFIFA汚職事件の際に会長職を解かれ、8年のサッカー界からの追放処分を受けていた(のちに4年に縮小)。
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