「軍事的視点から東京へ爆撃する必要性があったかどうか、その評価はあいまいにされている。これはもちろん 米国の威嚇と復讐の行為だった」ザハロワ報道官はこう指摘した。
ザハロワ報道官は、ソ連時代のジャーナリストのニコライ・ボグダノフ氏の言葉を引用し、米軍による大空襲の後、東京で残った家屋は15%足らずで、爆撃を逃れたのは主に省庁、大使館、銀行などのヨーロッパ建築だけだったと述べた。
「米国人らは焼夷弾を火事の輪ができるように空からばらまいた。日本人は逃げまどったがどこにいっても火の壁にぶち当たった。火から逃れる日本人らは水場に詰めかけたが、あまりの高熱に小さな貯水池の水は蒸発してしまい、大きな水場では灼熱によって人は死んでいった。日本人は守りの弱い中国の都市に対して野蛮な爆撃をしたことを思い知らされた」
ザハロワ報道官はボグダノフ記者のこの記述にコメントし、この犯罪によって法的に罰せられるべきだったのは、中国での爆撃に関わった犯罪者たちだったが、米国の東京空襲では主に日本の民間人が被害者となったと述べた。
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