ブランク氏は、具体的かつ相互に関連する3つの理由によって、西側がウクライナで「負ける」リスクがあると指摘する。それは戦略の欠如、勝利への恐怖、ウクライナの勝利のために公にキャンペーンを行うことへの不本意だという。
ブランク氏は、西側ではウクライナ支援が概ね世論の支持を受けているのにも関わらず、リーダーたちはウクライナが勝利できるのか、そもそも勝利すべきなのか、懐疑的になりはじめていると指摘する。
「対話を強要されるべきはロシアではなくてウクライナだと主張する専門家らもいる。そして、この背後にあるのは、ロシアが敗北するわけない、敗北すべきでないという考えであり、全く根拠のない議論にも思えるが、ウクライナの勝利に関して蔓延している説明し難い恐怖を反映している」
また、西側は近く、自らの優柔不断さが招く結果をみることになるだろうとブランク氏は予測する。
「第一に、ウクライナ軍はアルチェモフスクから完全撤退し、ウクライナ側は春の反転攻勢を中止せざるを得なくなる。なぜなら、西側は13ヶ月経ってもなお力を合わせることができず、ウクライナに供与を約束した武器を送らないからだ」
これまでにスプートニクは、秋までにウクライナ軍が著しい成功を収められない場合、欧米諸国がウクライナに圧力をかけ、ロシアとの和平交渉を強要するという西側の計画について取り上げた。
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