国務長官が参加する公聴会が始まると、ホールの後ろからは女性の叫び声が響き渡った。女性は国務長官がロシア側と交渉しないことを批判し、米国民によって託されている全権をしかるべく遂行していないと非難した。
活動家の女性は国務長官に対し、外交官の役目を果たし、ウクライナ危機の調停に取り組み、代理戦争を中止するよう要求した。
この事態を受け、公聴会は中断、治安職員が女性を取り押さえた。活動家は連行される際、「中国の提案が気にいらないなら、自分で提案したらどうだ」と叫んでいた。
拘束された女性は警察の取り調べに対し、ブリンケン国務長官が先にロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と10分間の立ち話をしたことは「パロディー」であり、交渉ではないと指摘、相手側と対話し、問題を解決するのが外交官の役目であり、問題を増やすのが仕事ではないと非難した。
女性によると、ウクライナ問題は西側による兵器供与を延々と続けるのではなく、交渉によって終わらせる必要があるとのこと。その上で、国務省が国防総省のいいなりになっているうちは、予算を審議しても意味がないと指摘した。
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