フィンランドがNATO加盟を最終決定 地域の軍事政治状況はますます複雑化=ロシア外務省

ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、フィンランドが正式にNATO加盟を承認しても今、存在する安全保障問題は解決せず、この地域の軍事政治的状況は一層複雑になるだけだとする声明を表した。
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「それは(フィンランドのNATO加盟の意思決定:編集)は世論の広範な議論も行われず、マスコミによる前代未聞の激しいロシア嫌悪キャンペーンの影響を受けて採択された。しかも、我々の理解では、この政治キャンペーンの黒幕には米国とNATO加盟国がいる」

フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領は3月23日、政府の閣議の席でNATO加盟の法律に署名した。この署名によって、フィンランドのNATO加盟のために国家レベルで必要な文書の批准作業は終了した。
トルコ、フィンランドのNATO加盟批准手続き開始へ
現時点のNATO内でフィンランドの加盟申請を支持しているのは30か国中28カ国。反対を表明しているのはハンガリーとトルコで、この2カ国が批准次第、フィンランドは正式なNATO加盟国となる。
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