この日の演技で坂本選手は、FSで145.37点と今季自己ベストを叩き出した。毎日新聞などによると、世界選手権の連覇は日本人としては全種目を通して初めてで、複数回の優勝も女子では浅田真央さん、安藤美姫さんに続く3人目だという。
2位には220・94点を獲得した韓国の李海仁(イ・ヘイン)選手(17)、3位にはベルギーのルナ・ヘンドリックス選手(23)が210.42点で続いた。
坂本選手は昨年、フランスのモンペリエで行われた前回大会で初優勝し、日本勢女子としては8年ぶりの快挙を成し遂げた。また、北京五輪ではシングルと団体で銅メダルを獲得している。
一方、ロシアとベラルーシの選手は昨年3月以来、ウクライナ情勢を背景に国際大会から排除されている。スポーツ界ではロシア選手らの大会復帰を認める動きも広がっているものの、フィギュアスケートにおいて先行きは不透明のままだ。
こうしたなか、露フィギュアスケート連盟は今シーズン、ロシア独自のグランプリ大会を実施。3月初めに行われた露グランプリ・ファイナルでは、カミラ・ワリエワ選手(16)やエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(26)ら日本のファンにもなじみのある綺羅星らも参加し、世界レベルの演技で観客を魅了した。
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