同誌はT-90Mについて、1973年にソ連軍に採用されたソ連の第2世代主力戦車Т-72を大幅に近代化したものがベースとなっていることに言及している。ロシアの新型戦車T-90Mは軽量かつ機動性と信頼性の高さを維持しつつ、新しい砲塔、夜間用のマルチチャンネル照準器、はるかに強力なエンジンが装備された。ニューズウィークは、T-90Mには最大5キロ先の敵の戦車を攻撃できる125㎜滑腔砲2A46M-4や、7.62mm同軸機関銃を含む標準的な弾薬および補助兵器も採用されていると伝えている。同誌によると、T-90Mの生存率が高いのはこれらの特徴のおかげだという。ニューズウィークはまた、T-90Mは他の戦闘車両とリアルタイムでデータを交換することができ、その装甲にはロシア軍の主力戦車T-14「アルマータ」と同じように滑り止めのコーティングが施されていると伝えている。
ニューズウィークは米国とロシアの戦車を比較して、M1エイブラムスは「燃料をむさぼり食うブタ」だと指摘し、はるかに軽量なT-90Mプラルィヴは泥の中を難なく走行し、M1エイブラムスの重さには耐えられないであろう小さな橋を渡ることができるとしている。同誌は、M1エイブラムスの重量が67.6~73.6トンだとしたら、T-90Mは約48トンだと強調している。
一方、ニューズウィークは、米国のエイブラムスは操縦が難しいが、熟練した乗組員が動かす場合は多くの戦闘特性においてロシアのT-90Mに匹敵する可能性があるとしている。
スプートニク通信は先に、フランスがウクライナに最新戦車レクレールを未だに供与していない理由について報じた。
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