欧米はナチスドイツと軍国主義の日本の同盟に似た枢軸を構築し始めている=プーチン大統領

欧米は、1930年代にナチス・ドイツとイタリア、軍国主義の日本が構築したものと似た新たな枢軸を築き始めている。ロシアのプーチン大統領がこのような考えを示した。
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また、プーチン氏は、2023年初頭に英国と日本が軍事関係の発展に関する協定に合意したことに関して、「欧米が1930年代にドイツやイタリアのファシスト政権と軍国主義の日本が作ったような新たな枢軸を構築し始めることについて欧米の政治家が話しているのは、まさにこのためだ」とコメントした。
プーチン氏は、このような状況の中、ロシアと中国は、アジア太平洋地域における米国の行動とは異なり、軍事同盟ではない協力関係を秘密にするようなことはしていないと述べている。
プーチン氏は、ロシアと中国両政府の関係はすべて透明であるにもかかわらず、欧米各国は新しい地域を巻き込んで「グローバルな北大西洋条約機構(NATO)」を形成しようとしていると指摘した。さらに同氏は、NATOは同盟のグローバル化を宣言し、同盟の新しい戦略的コンセプトに合意したことにも言及した。

「そこ(戦略に関わる文書)には、NATOがアジア太平洋地域の国々との関係を発展させようとしていることが明示されている。そして、そういった国々はリストアップされている。ニュージーランド、オーストラリア、韓国などだ(略)そして、NATOはグローバルなNATOを作ると発表している」

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