「少なくとも1945年以降のグローバル規模での緊張の高まりは、世界のトップの役割を温存しようとする米政権の剥き出しの欲望がその根源だった。米国は今、これを妨げている2つの大国があると考えている。それがロシアと中国だ」
パトルシェフ書記は、ロシアはソ連崩壊後に「誤りを訂正」し、今や国内の安定も、外からの脅威をはねのける安全保障も確保できていると指摘した。
「西側はソ連崩壊で多幸感を味わった。だがそれは長続きしなかった。なぜならロシアが自分の犯した過ちの修正に取り組んだからだ。今や我が国は国内の安定のみならず、国外からの脅威から自国民を守ることができる」パトルシェフ書記はこう述べた。
パトルシェフ書記はさらに、米国とNATOの長期的な目的はユーラシアとその東方面に対する軍事的優位を確立することにあるとし、AUKUSの枠内で行われるオーストラリア艦隊の再軍備や原子力潜水艦の供給、台湾や韓国への軍事支援はまさにこの目的に沿ったものだと指摘している。
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