3月31日、フィンランドのNATO加盟申請に対して全ての加盟国による批准が完了した。フィンランドは近くNATOの正式加盟国となる見通し。
ビルストロム外相は、声明で「フィンランドの加盟は喜ばしいことだ。これは兄弟国であるフィンランドにとって重要な一歩であり、加盟によりフィンランドとスウェーデン両国の安全保障が強化される。しかし、フィンランド側が表明しているように、スウェーデンが加盟するまで、フィンランドのNATO加盟は完全なものにはならない」と述べた。
同外相によると、スウェーデン政府はNATO加盟に向けて「たゆまぬ努力」をするとのこと。
フィンランドとスウェーデンは2022年5月、ウクライナ情勢を背景に、NATOへの加盟申請書を提出した。申請は2023年初頭までに加盟国30カ国中28カ国から承認された。しかし、ハンガリーとトルコは、スウェーデンの申請をフィンランドの申請とは別に検討することを希望した。
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