ハーシュ氏は、ドイツの経済状況が悪化していることを指摘。同氏の意見では、ロシア産ガスを奪われたドイツ産業にとって「来年は非常に悪い年になる」と予想される。
「事態は悪化し、バイデン氏にのしかかってしまうだろう。そして、今年半ばまでにバイデン氏にとっての政治的大惨事となると思う」とハーシュ氏は指摘した。
ハーシュ氏によると、米大統領はドイツの独立を恐れており、米国は「5世代」前からロシアのエネルギー資源が政治的武器になることを恐れていた。
一方で、公式レベルで「害された」ものの、今回の事件により独米関係が壊れることはないとした。
また、ハーシュ氏によれば、米国の情報機関が考えていることと、ホワイトハウスが行っていることには違いがあるという。
「ホワイトハウスがロシアや中国について常に叫び、戦争で起こっていることを常に誇張していることを支持する人はいないと思う。これについては、バイデン氏とアントニー・ブリンケン国務長官の間に大きな意見の違いがある」とハーシュ氏は述べた。どのような違いを指しているのかについては詳しく説明しなかった。
さらに、ハーシュ氏は「ノルドストリーム」爆破に言及した際、ノルウェーがこの攻撃に関与していたことを想起させ、ノルウェーを米国の「小さな愛玩犬」と言い表した。
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