ウクライナでの露特別軍事作戦

米国防総省、ウクライナ軍の状況に関する機密文書漏洩を調査=メディア

米国防総省は、ウクライナ軍の強化をめぐる米国と北大西洋条約機構(NATO)の計画に関する機密文書がSNS「ツイッター」やロシアで人気のあるメッセンジャー「テレグラム」上で公開されたことを受け、調査を行っている。ニューヨーク・タイムズ(NYT)がバイデン米政権の高官を引用して報じた。
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NYTによると、文書にはウクライナへの兵器の供給スケジュールやウクライナの部隊数、また特殊軍事作戦におけるウクライナ及びロシアの推定損失に関する情報が含まれている。
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またNYTのアナリストたちは、具体な作戦計画は記載されていないものの、3月1日現在の前線の状況分析が記されていることを指摘している。特にこの機密文書には、米国とNATOの指揮下で訓練を受けているウクライナの12旅団に関する情報が含まれている。文書には、そのような旅団が必要とする戦車や歩兵用装甲戦闘車両の数が記されている。9旅団には合わせて戦車250両超、装甲車両350超が必要だとされている。
米国は投稿を削除しようとしたが、現地時間6日夜の時点で投稿は残っていた。NYTは、今回の出来事が情報収集活動で得た情報をウクライナと米国が交換することに害を与える可能性があると指摘している。
スプートニク通信は3月末、米中央情報局(CIA)の衛星で標的を特定しているウクライナの特殊部隊について報じた。
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