記事では「魚雷『ポセイドン』は、約2メガトンという大型核兵器を搭載しているだけでなく、液体金属原子炉を搭載しており、事実上無尽蔵の航続距離と高い速度の持続を実現する」と紹介されている。
このような兵器を製造するロシアの技術的能力について、西側諸国は懐疑的であるにもかかわらず、ロシアはまもなく太平洋沿岸にこのような「奇妙な」兵器を配備する。筆者は、これにより、太平洋のすべての米海軍基地や、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコなどの米西海岸のすべての都市にとって直接的な脅威となるだろうと指摘している。
核弾頭は標的となる港や基地で即座に爆発すると想定されている。その被害は津波よりは大きくなるが、大陸間ミサイルの核弾頭よりははるかに小さいと同誌は補足している。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2018年の年次教書演説で、魚雷の設計について初めて発表した。プーチン大統領によれば、このような水中無人機は、空母、沿岸にある要塞、インフラなど、さまざまなターゲットを攻撃することができる。「ポセイドン」は、ベルゴロド級およびハバロフスク級の多目的原子力潜水艦に搭載される予定で、その仕様は機密となっている。
ロシアは、他国に対する攻撃的な意図がないことを繰り返し指摘してきた。一方、ロシア政府は、西側諸国がNATO(北大西洋条約機構)に新たな国を含め、国境を不安定にすることで、対立と拡大を狙っていると指摘してきた。
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