西側諸国によるウクライナへの兵器供与

セルビア国防相 ウクライナへの武器供与についてスプートニクの独占取材にコメント

「対ロ制裁を課すことを拒んだ欧州で唯一の国」であるセルビア政府が、ウクライナ軍に武器を供給することに同意したか、あるいはすでに供給していることが、ネット上に流出した米国防総省の機密文書によって判明した。ロイターが12日に報じている。この件についてセルビアのミロシュ・ヴチェヴィッチ国防相は、スプートニクに対し、これは自国を紛争に引き込もうとする試みだとコメントしている。
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ロイターは記事の中で、「進行中のロシア・ウクライナ紛争に対する欧州の対応」という機密文書に言及した。この文書では、ウクライナの軍事支援要請に対する欧州38カ国の政府の「推定される立場」が列挙されている。同メディアはこの文書の内容の信憑性を確認できていない。
ヴーチェビッチ氏によると、これは偽りであるという。
「我々はこの嘘を10回以上否定してきたし、これからも否定していく。セルビアはウクライナ側、ロシア側、この紛争地帯の国々に武器を売却していないし、売る予定はない。セルビアをこの紛争に巻き込むことが誰かの目的であることは明らかだが、我々は一貫して確立された方針を守ってきた」
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同氏によれば、ある種の兵器が「不思議なことに」紛争地域に行き着く可能性は常にあるが、これはセルビアには当てはまらない。

「これは、国際的な規範、条約条項およびビジネスルールを遵守しない国家の問題だ」

ヴチェヴィッチ氏は、セルビアによるウクライナへの供与に関して公表されたものは全て誤った憶測であると再度強調した。
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