サウジアラビアとシリアが領事業務と航空便を再開

サウジアラビアとシリアは、領事業務および航空便の再開に向けた措置を講じることで合意した。両国の外相会議を総括した共同声明で明らかになった。12日、シリアのファイサル・メクダド外相は、サウジアラビアのジッダを訪問。シリアの政府高官がサウジアラビアを訪れるのは2011年に紛争が開始して以来のこととなった。
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サウジアラビアのSPA通信によれば、サウジアラビア外務省が、領土保全とシリア避難民の帰国を目的にシリア危機の政治的解決に向けた協議を行うため、メクダド外相をシリアへ招待した。
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これより前、メディアはアラブ連盟がシリアの再加盟について検討していると報じていた。また11日、サウジアラビアのテレビ局「アル・ハダス」は、14日にサウジアラビアのジッダで、湾岸諸国、イラク、エジプト、ヨルダンの外相会議が開かれ、シリアのアラブ連盟への復帰をめぐり話し合いが行われると伝えていた。
アラブ連盟は、反政府デモへの弾圧を理由に、2011年11月にシリアの参加資格を一時停止。また複数のアラブ諸国がシリアから大使を召喚した。これを受けて、シリア政府はそうした決定は法に反するとして、これを受け入れない姿勢を明らかにしていた。アラブ連盟は、アラブ諸国の主要な国であるシリア危機をめぐる協議に参加していなかった。
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