国営のマスコミ報道によれば、ミサイルの第1段は北朝鮮の東岸から10キロの地点に、また第2段は335キロ離れた沖合に落下している。
発射実験は金正恩氏自ら指揮を執って行われた。金正恩氏は「火星18型」を核攻撃への反撃の準備態勢を高めるものと呼び、北朝鮮の敵は「失望し」「恐怖で震える」だろうと述べている。
北朝鮮は2023年で3年目に入った「国防5か年計画」で、従来の液体燃料式より迅速に発射できる固体燃料式ICBMの開発を掲げている。迎撃や探知を難しくし、奇襲能力を高めることが目的。
韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は13日午前7時23分ごろ、弾道ミサイル1発を首都ピョンヤン付近から日本海に向けて発射した。飛行距離はおよそ1000キロで、通常より角度をつけて高く打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射された模様。
日本の防衛省によると、北朝鮮が射程5500キロ以上の弾道ミサイルを発射したのは、3月16日以来で、今回が13回目。
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