西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ウクライナはロシアと戦うために空気で膨らませたおとりを使おうとしている

チェコのインフレテック社は、ウクライナ紛争が始まって以降、自社製の兵器を模した風船状のおとり「バルーンデコイ」の需要が3割増えたと発表した。エコノミスト誌が報じた。同誌は、戦車や砲を模してつくられたバルーンデコイに最大の関心を示しているのはウクライナだと強調している。
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インフレテック社は、世界のすべての国で使用されている本物の軍装備品を模したバルーンデコイを製造している。同社の代表者がエコノミスト誌に語ったところによると、バルーンデコイはナイロン製で、折りたたんだ状態で普通のリュックサックに簡単に収まるため、気づかれずにどこにでも持ち運び、ポンプで空気を入れて文字通り10分で膨らますことができる。代表者によると、特に買い手に人気があるのは、旧ソ連製および中国製の戦車、米国製の「ハイマース」を含む世界のすべての軍のミサイルシステムと曲射砲、さらに戦闘機だという。そのようなバルーンデコイの価格は10万ドル(約1342万円)で、本物と比較して数分の1程度。
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エコノミストによると、ロシアがウクライナで特殊軍事作戦を開始して以降、戦車や砲に見せかけたバルーンデコイの需要が急増した。それらに特に関心を示しているのがウクライナ軍で、バルーンデコイを使ってロシアの映像監視システムを欺くことを期待している。ウクライナ軍は、敵のドローン(無人機)がバルーンデコイを本物の標的と誤認して破壊し、弾薬を浪費する可能性があると考えているという。
スプートニク通信は先に、米国の軍事専門家がロシアの対戦車ミサイルシステム「コルネット」について、西側の戦車にとって危険な存在であり、米国の対戦車ミサイル「ジャベリン」よりも優れているとの考えを示したと報じた。
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