韓国、日本を輸出優遇対象国に再指定

韓国政府は24日、輸出上の手続きを簡素化するなどの優遇対象国に日本を再指定したと発表した。聯合ニュースおよび日本の各メディアが報じた。
この記事をSputnikで読む
両国の関係は元徴用工訴訟問題により悪化。韓国は2019年に日本が韓国への輸出規制措置を強化したことに対抗し、日本を優遇対象国から除外した。
今年3月、韓国のパク・チン外相が徴用工訴訟問題の解決策を提示。互いを優遇対象国に戻すことで合意した。日韓は24〜25日に、再指定を巡る局長級の政策対話を実施する。日本は協議を通じて韓国を優遇対象国に再指定するかどうか検討する。
日本と韓国が2プラス2安全保障対話 2018年以来の開催
共同通信は、韓国は日本より先に再指定することで、日本の再指定も促す考えがあったとみられると指摘している
一方、聯合ニュースによると、日本の手続きは韓国とは異なるため、最終決定までやや時間がかかると韓国政府は予想している。
日本が優遇対象国となったことで、規制対象である物資などの輸出の審査期間が15日から5日に短縮され、提出書類も減る。
日本政府は3月、韓国への半導体材料3品目の輸出規制を解除すると発表した。一方、韓国政府は、日本の輸出規制に対抗して行った世界貿易機関(WTO)への提訴を取り下げることを決めた。
関連ニュース
【視点】日韓関係の改善は、「選挙による変化」がない限り続いていくだろう
【視点】日本と韓国が急接近 これは韓国側にとって何を意味するのか?専門家が語る
コメント