韓国の産業通商資源省は、今月28日から特別の許可なしにロシアとベラルーシへ輸出することを禁止する品目を57品目から798品目に大幅拡大すると発表した。日本は今月7日、ロシア向け禁輸措置を拡大し、カメラから宇宙機器まで、ロシアへの鉄鋼およびアルミ製品の輸出を禁止した。日本はその非友好的な行動に対して、ロシアからすでに「烙印」を押されている。韓国政府が実際に輸出規制を実施した場合、韓国も同じ道をたどる可能性がある。
パノフ氏は「韓国は前政権下ではロシアに対してかなり緩やかな制限または制裁を発動した。これは貿易の流れやコンタクトに関しても明らかだった。欧米の共同路線に従うように米国が絶えず韓国に圧力をかけていることはまったくもって明確だ。現在の韓国の新大統領は訪米の前にロシアに対する輸出規制の拡大を発表して米政府への忠誠を示した」と述べた。
パノフ氏によると、韓国政府はロシアには非友好国に対抗する手段があり、その対抗措置の影響を非常に強く感じることになるのをよく理解しているという。同氏はまた、朝鮮半島情勢を鑑みると、韓国はロシアとのけんかに関心はないと強調した。またパノフ氏によると、韓国は他の国とは異なり、ロシアとの科学交流を今も続けているという。
パノフ氏は、韓国は日本の例には倣わず、理由もなくあからさまに自分たちにとって損になる行動は取らないのではないかとの見方を示している。一方、日本は自分たちが支持する対ロシア制裁が自国の利益を大きく損なったことを認めざるを得ない。共同通信は、ロシアは日本の非友好的な行動に対して一方的に日本との平和条約交渉を拒否し、南クリル諸島(北方四島)へのビザなし交流を破棄し、南クリルでの共同経済活動に関する協議から撤退したと報じている。
スプートニク通信は先に、韓国の尹大統領がウクライナへの兵器供与を容認したことを受け、ロシア外務省がウクライナへの兵器供与はその起点がいかなる国であれ、反ロシア的な敵対行為として認識されるという声明を発表したと報じた。
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