ラブロフ外相は次のように述べている。
「ワシントンやその衛星国が歴史の歩みを逆転させ、考え出した『ルールに基づく秩序』に従って生きるよう国際社会に強制しようとする試みが、大失敗となるのは当然のように思われる。世界の人口の85パーセントは、旧宗主国のために『火中の栗を拾う』ことは望んでいない」
また、ラブロフ外相は、ユーラシア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋諸国など、多くの国が自らの国益のために独立した政策を進めていると指摘。そうした諸国は「もはや他者の地政学的ゲームの人質となり、他者の意思によって動かされることを欲していない」と述べた。
さらに、G7(先進7カ国)の世界経済における割合が、ここ30年で大きく低下していることにも触れた。その一方で発展途上国の市場は活発に成長しているとした。
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