西側諸国によるウクライナへの兵器供与

「自ら求めた」 伊国防省、戦闘で使えない自走砲をウクライナに供与した理由を説明

イタリアがウクライナに供与したM109L自走榴弾砲はずいぶん前に退役し、使用できる状態にない。伊紙ラ・スタンパが同国国防省を引用して報じた。
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イタリア国防省によると、その技術的状態に問題があるため、退役した装備品をウクライナに提供しようとしたことは一度もなかった。

「一方、そのような状態であるにもかかわらず、ウクライナは大がかりの修理をしてから運用するとして、退役した装備品の供与を求めた」

なお、イタリア国防省は、ウクライナ政府から「修理対象外とされていたそれらの車両の修理結果」に関する報告を受けていないという。
イタリアは先月16日、ウクライナにM109L自走榴弾砲20基を供与した。同月29日、英紙フィナンシャル・タイムズはウクライナ国防省の高官を引用し、供与された20基すべてが戦闘で使える状態でなかったと報じた。
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