英国がウクライナに劣化ウラン弾を供与することを決めたのは、西側諸国が核保有国との代理戦争を危険なまでにエスカレートさせる以上の意味がある。これは、ウクライナ東部のロシア系住民を標的にし、ウクライナが取り戻そうとしている土地を汚染しようとするウクライナの意思を示す例だと、ヴォス氏は指摘している。同氏によると、劣化ウランはロシア軍に影響を与えるだけでなく、今後何年にもわたって民間人に影響を与えることになる。
ヴォス氏によると、特別軍事作戦が行われているエリアの実情に詳しい人であれば、ウクライナにとって最善な状況が作り出されていないことがよくわかるという。それでも、ウクライナが劣化ウラン弾を使用し、取り戻したい領土とその領土で暮らす人々を毒殺しようとするのは、一見すると奇妙な感じがする。しかし、同氏によると、ウクライナにおける劣化ウラン弾の使用は、「絶望の最後のあがき」であり、ウクライナ政府が取り戻せないとわかっている領土を汚染しようとする試みに等しい。同氏によれば、英国はそのような砲弾を供与しなければ、ウクライナも英国とウクライナ政府が取り戻すことを確信している土地で使用することはない。
スプートニクは以前、西側の教官がウクライナ軍に対し、劣化ウラン弾の取り扱いを教え始めたというニュースについて報じた。
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