アウビネン氏は、スウェーデン北東部エルンシェルツビク(人口5万5000人)にある防衛装備品メーカーBAEシステムズ・ヘグランド社の工場を訪れた。
エルンシェルツビクのある住民はこのように語った。
「私たちはウクライナ危機を気に入ってはいない。だが、ヘグランド社の商売が上向きになってきたことは、この町にとって良いことだ。仕事がたくさんできたからだ」
アウビネン氏によると、ヘグランド社はエルンシェルツビクで最大の企業だという。ここでは「CV9040 歩兵戦闘車(Strf 9040)」と「BvS10バイキング全地形装甲車」が生産されている。多くの新規雇用があったおかげで、同町の失業率はスウェーデンの平均を下回る6%に低下した。
同社のトミー・グスタフソン=ラスクCEOによると、「ロシアによる脅威の増大」は9年前から工場に影響を与え始めたが、ウクライナ紛争に直接関連する発注は「始まったばかり」だという。
スウェーデンは3月、ウクライナにドイツ製の主力戦車「レオパルト」を10両供与すると表明した。
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