ドイツの大物政治家らがロシア大使館の戦勝記念日イベントに参加

ドイツ・メディアはベルリンのロシア大使館で行われた戦勝記念日のイベントに注目した。このイベントにはゲアハルト・シュレーダー元首相や東ドイツの元指導者に加え、「左翼党」、極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の主要な政治家らが出席し、マスコミの批判にさらされている。
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ドイツのロシア大使館では第78回戦勝記念日に伴う恒例の式典が執り行われた。式典にはベテラン兵やレニングラード(サンクトペテルブルク)包囲戦の生存者、ロシア正教会の関係者、およびドイツの社会的活動家やジャーナリストらが出席した。
出席者の中にはプーチン大統領と親交のあるシュレーダー元首相のほか、東独元指導者のエゴン・クレンツ氏、AfDのティノ・クルパラ党首「左翼党」のクラウス・エルンスト議員が出席していた。
こうした親ロシア派の政治家らによる参加を受け、ドイツ・メディアは相次いで非難の報道を行っている。ドイツのテレビ会社「ドイツの波」(ロシア政府により「外国の代理人」に指定)は報道の中で、「左翼党」とAfDが対露政策で協力していると報じた。また、独紙ビルトは戦勝記念日に伴い「パーティー」が開催されたと報じ、元首相が「悪友のイベントに参加」と記した。また、AfDのクルパラ党首がロシアのトリコロールカラー・ネクタイを締めているとも報じた。
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