ケリン氏はBBCのインタビューに対し、このように話した。
「ウクライナ紛争の期間は、NATO(北大西洋条約機構)諸国、特に英国による紛争激化の取り組みに掛かっている。もちろん、遅かれ早かれ、紛争の激化は新たな次元に達するかもしれない。それは我々には必要なく、望んでいないものだ。我々は明日にでも平和を築くことができる」
また、ケリン氏は、これまでのところ、ロシアが特別軍事作戦において「まだ本格的に行動を始めていない」と指摘し、ロシアはウクライナの「16倍」の国土と「膨大な」資源を有していると喚起した。
さらに、ケリン氏は、ウクライナ軍によるドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の領土への砲撃について、西側メディアが長年にわたって無視してきたという事実にも注意を向けた。
先に英国は、ウクライナに射程距離250キロ超の巡航ミサイル「ストームシャドー」を供与したと発表。ウクライナ軍が12日にロシア西部・ルガンスク人民共和国に対して行った攻撃で、「ストームシャドー」が使われていたことが分かった。攻撃によって火災が発生し、子ども6人を含む複数の民間人が負傷した。
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