バイデン大統領は、マッカーシー議長との電話会談の後、記者団に対し、「良い知らせだ」と評価し、マッカーシー議長と協議を行い、両党の予算法案で合意したと述べた。大統領はまた法案は上下院に送られるとし、この合意案を承認するよう議員らに呼びかけた。
マッカーシー議長とバイデン大統領は27日夜、共に深刻なデフォルトを回避することで原則合意したことを明らかにした。合意案は細部を詰めた後、28日に発表され、31日に法案の形で議会に提出されると発表した。
米CNNテレビの情報筋によれば、合意案では、債務上限を2年間引き上げ、歳出を削減することが盛り込まれている。とりわけ、2024年の軍事費以外の歳出を今会計年度規模に制限し、2025年に1%増額するとしている。
米財務省は、議会の承認が得られなければ、6月初旬にも政府は債務不履行に陥ると発表していた。
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