ロケット推進グレネードランチャー「ボロダチ」
燃料気化爆弾を発射するこのグレネードランチャーは使い捨てで、重さは4.7キロ、射程距離は600メートル。「ボロダチ」の構造は極めてシンプルだ。外側はグリップ、照準器、トリガー。発射装置は口径 72.5ミリ、長さ900ミリの軽量の筒。再充填はしない。「ボロダチ」の効果の秘密は、そのサーモバリック弾薬にある。このような弾薬は、爆発前に可燃性エアロゾルを散布し、それが燃えて酸素をすべて焼き尽くし、強力な衝撃波を引き起こすほどの高温状態をつくりだす。「ボロダチ」は、敵の鉄筋コンクリートの要塞を一発で完全に破壊する。
軽量のロケット推進グレネードランチャー「ボロダチ」では、例えば発煙弾や発煙焼夷弾など、別の種類の弾薬を使用することもできる。発煙弾は、煙幕を発生させて突撃部隊が密かに敵拠点に近づくのを助けるだけでなく、敵の砲火を浴びながら負傷者を避難させるのにも役立つ。発煙焼夷弾は、敵を隠れ場所から追い出す。敵はそこで息ができなくなる。
携帯式ロケットランチャー「シュメーリ」
軍人たちはこのランチャーを「ポケット榴弾砲」と呼んでいる。それは、この重さ約8キロの「シュメーリ」が、爆発の威力の点で122〜152ミリの砲弾に劣らないからだ。「シュメーリ」の最も新しい改良型は、1700メートル離れた戦車、歩兵部隊、敵の攻撃場所など、あらゆる標的に命中する。「シュメーリ」は、キャニスター兼用のランチャーから弾が放たれるという点でグレネードランチャーと似ている。
スプートニク通信は先に、ベラルーシでロシアからの戦術核の移転が始まったと報じた。
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