28日、トルコ大統領選挙の第2回投票の投開票が行われ、現職のエルドアン氏が当選した。選挙管理委員会によると、開票率99.43%の時点でエルドアン氏の得票率は52.14%で、クルチダルオール氏の得票率47.7%を上回った。最終結果は29日から30日にかけて発表される見通し。
シジャ氏は、トルコが地域に対する影響力を持ち、「近年、アラブ世界、イスラム世界でエルドアンというスターが誕生したこと」について、米国はこれに不満を露わにしていると指摘。また、トルコとロシアが接近していること、また中東における多くの重要な問題をめぐって両者の立場が一致していることに、米国は懸念を抱いていると述べた。
さらに、シジャ氏は「新たな地域同盟がいくつも発足する中、トルコの外交政策は米国の金融および政治的機関の影響を限定的なものにするのを助けるものとなっている」とし、現時点で エルドアン大統領は中東への影響力に関するロシアの地位を確保しようとするだろう」との見方を明らかにした。
その上で、シジャ氏は、このことは、トルコがロシアに対する経済制裁に参加しようとしないことからも明らかだと強調した。
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