【まとめ】ロシア外相とトルコ外相がアンカラで会談

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ロシア外相とトルコ外相 - Sputnik 日本, 1920, 07.04.2023
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トルコを訪問中のロシアのラブロフ外相は7日、アンカラにある大統領官邸でトルコのチャブシオール外相と会談した。会談では、二国間関係、エネルギー、国際・政治問題、「穀物合意」の実施などが重要な議題となった。
チャブシオール外相は共同記者会見の冒頭、大地震で被災したトルコに対するロシアの支援に謝意を表明した。

また同外相は「穀物合意」について、ロシア産農産物を世界市場に届けるための障壁を取り除く必要があると指摘したほか、穀物輸出合意を引き続き実施する必要性も表明した。チャブシオール外相によると、現在までに2700万トン超の農産物が黒海に面したウクライナの3港から「穀物回廊」を通じて輸出されている。

チャブシオール外相は、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルド·ストリーム」爆破事件について記者から質問を受け、独立性と透明性のある調査が実施される必要性があると答え、この破壊工作が欧州のエネルギー危機をさらに悪化させたと指摘した。
ラブロフ外相によると、会談ではトルコにガスのハブ拠点を設ける案について話し合われた。また両外相は、ロシアとトルコのプロジェクト「アックユ原子力発電所」に関する作業についても協議した。今月27日に原発の落成式が行われる。1号機への核燃料搬入が予定されている。

「穀物合意」をめぐり、ラブロフ外相は、合意期間終了後にロシアはその延長の必要性を検討すると指摘した。同氏によると、合意は完全には履行されておらず、ロシア産農産物の輸出に対する障壁が存在している。ラブロフ外相はまた、合意が最終的に失敗した場合、ロシアはカタールとトルコを通じて穀物合意抜きでロシア産農産物などの輸出に取り組むと強調した。なお、ウクライナ産農産物については、国連のグテーレス事務総長が提案したように陸路で輸出されると指摘した。

ウクライナ紛争の終結をめぐり、ラブロフ外相は、ロシアはウクライナとの対話を拒否していないが、対話はロシアの利益の考慮に基づいている必要があると指摘した。
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