このモノレールの主任設計者であるワン・ケチェン氏は、「無人運転のモノレールは、空港や鉄道駅から地下鉄などの交通ハブまで、大都市におけるA地点からB地点への移動手段として利用できる。またこのモノレールは、主要空港のターミナル間を移動したり、景勝地を結ぶのにも活用できる」と述べている。
ワン氏によると、このモノレールは最大200人の乗客を収容できるという。走行中は、窓からだけでなく、床のガラスパネルから風光明媚な景色を楽しむことが可能だ。
乗客に対する安全性は、すべての機械や構造が適切に機能するよう監視する数十個のセンサーを備えたAIによって確保されている。
このモノレールに乗ると、その快適さに驚かされる。乗車中に揺れを感じることがないのだ。ワン氏によると、それはステアリングシステムにインフレータブルホイール構造と3段階の地震対策が採用されているためだという。
ワン氏は、懸垂式モノレールの軌道の建設コストは、地下鉄の同じ区間の4~5分の1だと強調している。つまり、このモノレールは小さな町であっても、通勤・通学の足として定期的に利用できることを意味している。
中国ではAIの活用で大きな成功を収めている。スプートニクは以前、中国軍が開発中する偵察用無人機(ドローン)について報じた。このドローンは、音速の3倍の速さで飛行する。
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