露領攻撃にベルギー製兵器 首相、ウクライナ側に説明求める

ベルギーのアレクサンダー・デ・クロー首相は、ウクライナを支持する破壊工作・偵察グループが5月22日、ロシア南西部ベルゴロド州を攻撃した際にベルギー製の武器を使用した件について解明するよう情報機関に指示したことが分かった。デ・クロー首相が、ベルギーの公共放送局「RTBF」のインタビューで明らかにした。
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同氏によると、ウクライナに供与された武器の使用には明確なルールが存在する。
「ウクライナに供給されているベルギー製の武器の使用には、ウクライナ領内での防衛目的に限るという明確なルールが存在する。このルールは、ベルギーや欧州各国の武器にも適用される。我々は、ウクライナの人々に状況を明らかにするよう求めている」
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しかし同氏はインタビューで、ベルゴロド州で「武器の誤用」が確認された場合はどうするのかという質問には答えなかった。
5月22日、ウクライナを支持する工作部隊が国境を越えてベルゴロド州に侵入し、作戦を展開した。これにより民間人1人が死亡したほか、13人が負傷した。その後、ロシア国防省は、破壊工作部隊を撃退し、戦闘員70人以上を殲滅、装甲車4台とピックアップトラック5台を破壊したと発表した。
ベルギー紙「ル・ソワール」は4日、ウクライナを支持する工作部隊がベルゴロド州を攻撃した際にベルギー製の武器を使用した件について、ベルギー当局は「可能な限り早期に」ウクライナに説明を求めると報じた。これよりも前、米紙「ワシントン・ポスト」は、同州を攻撃した部隊は米国、ベルギー、ポーランド、チェコの車両や武器を使用したと伝えた。この部隊が使用したのは、ベルギー製(SCAR社製)のライフルだったとみられている。
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