タコは外敵から身を守るために墨を使う。研究チームは、墨に新たな分子が含まれているのを発見した。この分子の略称は「ozopromide」とされた。
Ozopromideは、乳房、卵巣、前立腺、肺の腫瘍細胞の培養実験で、がんに対するその有効性を示した。
この分子は、悪性細胞の成長や増殖を妨げ、その大量死を引き起こすが、正常な細胞には一切の影響を与えなかった。最も高い効果は、肺がんに対して示された。研究チームによると、Ozopromideは人工的に合成することができる。
研究チームは、研究結果は、より体に優しい新たながんの治療法の開発に役立つとしている。
スプートニク通信は先に、ノルウェーの研究チームが10年以内に子宮頸がんに打ち勝つと約束したと報じた。
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