ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナの攻勢の試み、目的達成できず=ショイグ露国防相

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は6日、直近3日間でウクライナが反転攻勢を試みたものの、ロシア軍に全て阻止され失敗に終わったと表明した。
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ショイグ国防相は次のように述べている。

「攻勢の試みは失敗し、敵は止まった。ウクライナ側は目的を達成できず、比類のない重大な損失を被った」

また、6日に破壊されたへルソン州カホフカ水力発電所については次のように述べている。

「前線地域でのロシア軍の前進を食い止めるため、ウクライナ側が破壊工作、事実上のテロ行為を行い、広大な土地の浸水を招いた。これは長きにわたって環境に深刻な影響を与えるものである」

【図説】カホフカ水力発電所の破壊 浸水のおそれのある地域
このほか、ショイグ国防相の発言要旨は以下の通り。
ウクライナ側はこの3日間に、大量の軍事装備や兵士を集中させて、長らく予告していた攻勢を前線の複数の場所で行った
4日、ウクライナ軍第23および第31機械化旅団が5方面で攻勢を試みたものの、1つも成功しなかった。ウクライナ側の損失は兵士300人、戦車16台、装甲戦闘車26台、その他自動車14台となっている
5日、ウクライナ側は5個旅団を使い、7方面で攻勢を試みたものの阻止された。ウクライナ側の損失は兵士1600人、独製戦車「レオパルト」8両や6輪戦車「AMX-10」3両を含む戦車28両、その他136の軍事兵器(うち79は外国製)などとなっている
3日間のウクライナ側全体の損失は、最大で兵士3715人、戦車52両、火砲48基、航空機7機にのぼる
残念なことに味方の損失も避けられなかった。敵を撃退するなかで71人の兵士が死亡し、210人がけがをした。また、戦車15両、歩兵戦闘車9台、その他自動車2台、火砲9基を失った
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